着生コケ類(読み)ちゃくせいこけるい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「着生コケ類」の意味・わかりやすい解説

着生コケ類
ちゃくせいこけるい

他の植物の体表に生えるコケ植物のことで、樹幹や枝のほか、ときによっては葉の表面などにも生える。コケ植物の生育には空中湿度が重要な環境条件の一つになっているが、空中湿度が高い所では葉の表面に各種の小形の苔(たい)類(これを葉上苔類という)が生えるほか、樹枝や樹幹にも多数のコケ植物が生える。しかし、空中湿度が低下すると、これらの着生コケ類はしだいに量的に少なくなってくる。このようなことから、都市における環境測定を目的として着生コケ類の量が使われることがある。この場合、空中湿度とともに、大気中の有毒ガス類の影響もあわせて認められるため、着生コケ類の量、コケ植物の種類などが少ないほど環境が悪化しているとされる。

[井上 浩]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 井上浩

福岡県福岡市博多区の櫛田神社の夏祭り。壮麗な山笠で知られる。今日,山笠には飾り山笠と舁き山笠(かきやまがさ)の 2種類がある。明治時代に電線が架設されて以降,物語場面の人形などを飾りつけた高さ 15m...

博多祇園山笠の用語解説を読む