日本歴史地名大系 「矢又村」の解説 矢又村やまたむら 栃木県:那須郡馬頭町矢又村[現在地名]馬頭町矢又鷲子(とりのこ)山の北西麓に位置し、北は武部(たけぶ)村、東は大那地(おおなち)村。北西流する矢又川最上流域にあたる。常陸水戸と黒羽(くろばね)・大田原方面を結ぶ道が通る。鷲子山西麓を越えて水戸へ向かう道は川戸道とよばれ、「はと、からす、やまとりのこみち」と記す碑がある。寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高(茨城高等学校図書館蔵)には「山田村」とあり、高六〇四石余。同二一年の知行割郷帳(水戸彰考館文庫蔵)によれば高一千一七三石余(田方三四七石余・畑方八一五石余)で吉田祐益ほか一二名の給地。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by