矢幡村(読み)やばたむら

日本歴史地名大系 「矢幡村」の解説

矢幡村
やばたむら

[現在地名]麻生町矢幡

東は北浦に面し、西は石神いしがみ村。中世相賀おうが郷に属した(新編常陸国誌)。江戸初期に水戸藩領となり、寛永一二年(一六三五)の水戸領郷高帳先高に村高六三一石余、ほかに新田三五石余が記される。「常陸紅葉郡鑑」(楯石氏蔵)には、享保三年(一七一八)の人別七〇五・家数一二四、馬六三、御立山二六町余・村預り山一四町余・分付山二九町余、舟三二艘、溜池四ヵ所、土橋二ヵ所などと記され、また村用稗蔵一棟もあった(水府志料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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