日本歴史地名大系 「矢田原庄」の解説 矢田原庄やだわらのしよう 奈良県:奈良市柳生・田原地区矢田原村矢田原庄「春日社記録」中臣祐賢記の文永一二年(一二七五)二月一三日条に「神主申状云、去年九月九日、相撲ノタウサキ布、泰家知行矢田原所役也、而為泰家彼布ヲ抑留シ天、闕如神事畢、仍彼庄御供米於為被遂御祓止畢」とある。矢田原庄は春日社神供料所と考えられる。権神主泰家が矢田原庄の所役の「タウサキ布」を押領したため神事(相撲)が行えず、同庄からの神供米も祓のため当面差止められた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by