矢田原村(読み)やだわらむら

日本歴史地名大系 「矢田原村」の解説

矢田原村
やだわらむら

[現在地名]奈良市矢田原町

東は茗荷みようごう村。「春日社記録」中臣祐賢記の文永一二年(一二七五)二月一三日条に「矢田原」とあり、三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に「大乗院寄矢田原庄」とある。

慶長郷帳の村高六一七石、幕府領(代官大久保長安)から元和五年(一六一九)に津藩(藤堂高虎)領となる。元禄郷帳では矢田原村高二八一・九八二石、はちつぼ村高一〇二・二四二石、茗荷村村高二三三・二六八石に高を分け、後の二村に「矢田原村之枝郷」と注記する。「宗国史」に前の村を合わせて戸口七七軒三四四人、神社は春日・天満宮・八王子、寺院は辻堂・念仏寺・仏心庵、馬四疋とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む