当面(読み)トウメン

デジタル大辞泉 「当面」の意味・読み・例文・類語

とう‐めん〔タウ‐〕【当面】

[名](スル)
じかに向き合うこと。まのあたりにすること。直面。「難局当面する」
(副詞的にも用いる)さし迫っていること。さしあたり。「当面急務」「当面問題はない」
当座[用法]
[類語]当座当分しばらく迎える差し向き差し当たりひとまずさしずめとりあえずまずもって

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精選版 日本国語大辞典 「当面」の意味・読み・例文・類語

とう‐めんタウ‥【当面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 目の前に存在すること。目の前。
    1. [初出の実例]「つぎに浄桶を当面の浄桶位に安ず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗浄)
    2. [その他の文献]〔水滸伝‐第一回〕
  3. ( ━する ) さしあたって対処すべきこととして直面すること。
    1. [初出の実例]「他人の悲哀はどれ程痛切でもそれは自己当面の問題ではない」(出典:土(1910)〈長塚節〉四)

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普及版 字通 「当面」の読み・字形・画数・意味

【当面】とう(たう)めん

眼前。また、会う。〔初学記、二十一に引く漢のの書〕(銘心(さいよう)の書に曰く、侍中執事、相ひ見(まみ)ゆること無し。惟だ是れ筆のみ、以て面(会)に當(あ)つべし。

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