日本歴史地名大系 「矢田城山跡」の解説 矢田城山跡やたしろやまあと 三重県:多気郡多気町矢田村矢田城山跡[現在地名]多気町矢田集落西方の高地字城山にある中世の城跡。標高一二八・八メートルの山頂に北西から南東にかけて幅三五メートル、長さ八〇メートルの低い土塁と狭い台状地がある。笠木(かさぎ)御所有事の際の城といわれる。「三国地志」は「笠木御所矢田城山トヨブ国司ノ累葉名欠居守」、「伊勢名勝志」は「矢田城址、矢田字城山ニアリ高二百五十尺許、山上二区ノ平地アリ広各七、八百坪許土塁ノ址ヲ存シ樹木茂生ス城主詳ナラス」と記している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by