矢田城山跡(読み)やたしろやまあと

日本歴史地名大系 「矢田城山跡」の解説

矢田城山跡
やたしろやまあと

[現在地名]多気町矢田

集落西方の高地字城山にある中世城跡。標高一二八・八メートルの山頂北西から南東にかけて幅三五メートル、長さ八〇メートルの低い土塁と狭い台状地がある。笠木かさぎ御所有事の際の城といわれる。「三国地志」は「笠木御所矢田城山トヨブ国司ノ累葉名欠居守」、「伊勢名勝志」は「矢田城址、矢田字城山ニアリ高二百五十尺許、山上二区ノ平地アリ広各七、八百坪許土塁ノ址ヲ存シ樹木茂生ス城主詳ナラス」と記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 クチ

関連語をあわせて調べる

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む