知らぬ世(読み)シラヌヨ

デジタル大辞泉 「知らぬ世」の意味・読み・例文・類語

しらぬ‐よ【知らぬ世】

[連語]
過去。昔。
「―の夢の行くへも尋ねみん物いひかはせ軒の橘」〈藤川五百首〉
死んだのちの世。来世
「―の深きけぶりも晴れぬらん雲ゐる寺を出づる光に」〈夫木・三四〉
見知らぬ土地。遠い所。
「覚えぬ罪に当り侍りて、―にまどひ侍りしを」〈朝顔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android