短期資本取引(読み)たんきしほんとりひき(英語表記)short-term capital transactions

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「短期資本取引」の意味・わかりやすい解説

短期資本取引
たんきしほんとりひき
short-term capital transactions

対外資本取引のうち債権,債務の期間が1年以内のものをいう。期間に定めがないものでも短期的性格を有する資産,負債の取引はこのなかに含まれる。日本の国際収支表短期資本収支に計上されるのは,民間非金融機関居住者の行う短期資本取引であるが,それは主として財の輸出入に伴う貿易信用の授受から成る。その資産の内容は延払輸出信用,輸入前払金,負債面は輸出前受金および輸入信用などである。通貨当局と外国為替銀行の行う短期資本取引は,上記とは別に金融勘定に計上される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android