ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「矮性遺伝子」の意味・わかりやすい解説 矮性遺伝子わいせいいでんしdwarf gene バクテリア (毛根病菌アグロバクテリウム・リゾゲネス) の核外遺伝子から発見された,植物の草丈を短くする働きのある遺伝子。この菌に感染した植物の部位から生えた根を育成すると,植物体は元の植物体よりも大きくならない。タバコの葉では,草丈が約 10%矮 (わい) 化する。この形質は種子にも受け継がれる。草丈の低い品種が望まれる穀類や園芸作物の品種改良への応用が行なわれている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by