いし‐ぶし【石伏・石斑魚】
- 〘 名詞 〙 ハゼ科の淡水魚「よしのぼり(葦登)」を琵琶湖沿岸地方でいう。カジカに似た小魚で、常に小石の多い水底にいることからこの名がある。食用とし、小さいものはみそ汁の実に、大きいものはつくだ煮とする。《 季語・夏‐秋 》〔十巻本和名抄(934頃)〕
- [初出の実例]「あゆ一こ、はえ一こ、いしぶし、小鮒(こぶな)入れさせ、あらまきなどそへさせて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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