石投げの見得(読み)イシナゲノミエ

デジタル大辞泉 「石投げの見得」の意味・読み・例文・類語

いしなげ‐の‐みえ【石投げの見得】

歌舞伎人形浄瑠璃見得の一。石を投げるように左足をあげ、右手頭上にさしあげて手のひらをぱっと開いてきまるもの。「勧進帳」の弁慶などにみられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の石投げの見得の言及

【見得】より

…きまったときに〈ツケ〉という音の効果を入れるのが原則である。〈石投げの見得〉は右手で石つぶてを投げた直後の形できまる見得。《勧進帳》の弁慶,《車引》の松王丸に見られる。…

※「石投げの見得」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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