石珠骨(読み)せきしゅぼね

精選版 日本国語大辞典 「石珠骨」の意味・読み・例文・類語

せきしゅ‐ぼね【石珠骨】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、江戸吉原の遊女石珠が、考案し創始したといわれている扇の一種。骨が細くきゃしゃにつくられたもの。茶人などが好んで使い茶器寸尺をとるための尺扇として使用した。「せきしゅ」を「せきしゅう」とあやまって発音したところから、石州骨とも書かれた。石州の扇。〔評判記・吉原丸鑑(1720)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む