茶人(読み)ちゃじん

精選版 日本国語大辞典 「茶人」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐じん【茶人】

〘名〙
茶の湯を好む人。茶道に通じた人。茶道の宗匠。さじん。
雍州府志(1684)八「宗春茶人也」
浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)上「さすが茶人の妻、物数寄も能く気も伊達(だて)に」
一風変わったことを好む人。ものずき。好事家(こうずか)。粋狂人。風流人。さじん。
黄表紙江戸生艷気樺焼(1785)上「おらが若旦那にほれるとは〈略〉とんだちゃじんだ」
③ 中国で茶を採取製造する人。
※蕉堅藁(1403)山居十五首次禅月韻「寒山寂々茶人少、脩竹冥々謝豹啼」 〔茶経‐具〕

さ‐じん【茶人】

〘名〙 茶の湯を好む人。茶道に通じている人。また、変わった好みの人。風流人。ちゃじん。

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デジタル大辞泉 「茶人」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐じん【茶人】

茶の湯を好む人。茶道に通じた人。茶道の宗匠。
普通の人と違った好みのある人。物好き。風流人。
[類語]風流人粋人

さ‐じん【茶人】

ちゃじん(茶人)

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