砂流村(読み)すながりむら

日本歴史地名大系 「砂流村」の解説

砂流村
すながりむら

[現在地名]敦賀市砂流・ひばりひばりおか

櫛林くしばやし村の南、黒河くろこ川の扇状地上に位置する。応永一八年(一四一一)二月二八日付守心田地寄進状(西福寺文書)に「野坂庄砂流郷」、大永八年(一五二八)一〇月一六日付あこ田地売券(永厳寺文書)に「すなかれ」、元亀三年(一五七二)九月二日付朝倉義景禁制(円乗院文書)に「粟生野砂流郷」、同四年三月二三日付西福寺寺領目録(西福寺文書)に「粟生野郷之内砂流」とみえる。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図でも粟生野郷に属し、正保郷帳で洲流村、田方三〇七石余・畠方二石余。寛文八年(一六六八)小浜藩領より加知山藩領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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