砧をうつ女(読み)キヌタヲウツオンナ

デジタル大辞泉 「砧をうつ女」の意味・読み・例文・類語

きぬたをうつおんな〔きぬたをうつをんな〕【砧をうつ女】

李恢成イフェソン小説。日本統治時代の朝鮮舞台にした作品。昭和46年(1971)発表同年、第66回芥川賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の砧をうつ女の言及

【在日朝鮮人】より

…60年代末から70年代にかけて李成,金鶴泳,高史明,金泰生,鄭承博,詩人の金時鐘らが登場した。李成(1935‐ )は72年に《砧をうつ女》で第66回芥川賞を受賞し,在日二世の民族的主体の確立と祖国統一運動への参与をテーマに活動を続け,それらは《見果てぬ夢》(1979)として結実した。在日朝鮮人文学は作者それぞれの視点から〈在日〉を生きる姿勢と意味,祖国や同胞組織との関わり合い等が問題にされつつ今日に至っている。…

※「砧をうつ女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android