碾割(読み)ひきわり

精選版 日本国語大辞典 「碾割」の意味・読み・例文・類語

ひき‐わり【碾割】

〘名〙
穀類を臼であらびきにすること。
※俳諧・曠野(1689)員外「破れ戸の釘うち付る春の末〈越人〉 見世はさびしき麦のひきはり〈芭蕉〉」
※俳諧・若みどり(1691)「ふるされて檜扇を燃て秋の蚊火 涙露けし挽(ヒキ)わりの粥」

ひき‐わ・る【碾割】

〘他ラ五(四)〙 穀類を臼で碾いて割り砕く。
日葡辞書(1603‐04)「コメヲ fiqivaru(ヒキワル)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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