精選版 日本国語大辞典 「磨上」の意味・読み・例文・類語
すり‐あげ【磨上】
〘名〙
① こすりあげること。みがきあげること。また、そのすりあげたもの。
※俳諧・江戸蛇之鮓(1679)冬「磨あげや氷をたたく化粧水〈幽焉〉」
② 刀剣を区(まち)からやすりですり、茎(なかご)の先の方から切って、寸法を詰めること。また、その刀。
※厳島野坂文書‐元亀三年(1572)三月一一日・雖然斎宛吉田兼右書状「摺揚一文字腰刀、熨付之脇指給候」
みがき‐あ・げる【磨上】
〘他ガ下一〙 みがきあ・ぐ 〘他ガ下二〙 磨いて仕上げる。転じて、洗練されたものにする。完全なものにする。
※狂歌・狂歌続ますかがみ(1740)「母おやがみがき揚たる玉てばこあけて三五のふた皮目かな」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報