磨光B遺跡(読み)まこうびーいせき

日本歴史地名大系 「磨光B遺跡」の解説

磨光B遺跡
まこうびーいせき

[現在地名]茅部郡南茅部町字尾札部

内浦湾に面した標高三五―四〇メートルの海岸段丘上に位置する縄文時代後期の集落跡。西側には小河川の著保内ちよぼない川、東側には築上つきあげ川が流れる。平成七年(一九九五)に実施した発掘調査で斜面部から竪穴住居跡八軒と掘立柱建物跡八軒、台地平坦部からは二群の集石とストーンサークルが確認された。掘立柱建物は作業の場と考えられ、中にはアスファルトを加工した工房跡も確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 築上

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android