神原渡(読み)かんばらわたし

日本歴史地名大系 「神原渡」の解説

神原渡
かんばらわたし

金木川と岩木川の合流地点の「北方約三町」(金木郷土史)に設けられ、神原村より広須組繁田しげた(現西津軽郡稲垣村)への岩木川の渡場。明治一一年(一八七八)の「陸奥国津軽郡村誌」神原村の項に、川幅は「北狭きは五十間に至る」とある。

元文元年(一七三六)の神原村の検地帳に「小屋六間 四間二十四歩 渡シ守」とあるが、神原村成立以前の貞享四年(一六八七)の金木村の検地帳には記載されず、設置年代は不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android