神尾入鹿新田村
かんのいるかしんでんむら
[現在地名]犬山市郷中・篠平・杁下・内屋敷など
北は入鹿池に、西は安楽寺村、南は春日井郡野口村(現小牧市)に接する。寛文二年(一六六二)の検地で高七九石余、田五町五反三畝余・畑四町二反四畝余。戸数二〇、人数一二二(寛文覚書)。寛永一二年(一六三五)入鹿池開削の時、入鹿村から移住してできた新しい村。村民は農業のかたわら山に入って柴薪を採り小牧(現小牧市)の市に売出し、抹香を名古屋へ出荷した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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