抹香(読み)まっこう

  • まっこう〔カウ〕
  • 抹香/末香

世界大百科事典 第2版の解説

インドにおいて仏像や塔に塗ったり散じたりした香料。本来は丁子(ちようじ),白檀(びやくだん),甘松香(かんしようこう),沈香(じんこう),竜脳(りゆうのう),安息香(あんそくこう),川芎(せんきゆう)などの香りのよい薫香料を,処方に応じて混ぜ合わせて作っていた。現在はシキミ(樒)の葉を乾燥して微粉末にしたものを香と称しており,おもに寺院用の香炉にもる焼香料として用いている。またシキミ葉の粉末は,の葉の粉末と並んで線香原料としても用いられている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

沈香・栴檀せんだん・白檀・丁子ちようじなどの粉末を適宜まぜ合わせて作った香。今は、シキミの葉と皮を粉末状にして作る。仏前で焼香のとき用いる。
「抹香鯨」の略。

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