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神殿騎士修道会 しんでんきししゅうどうかいTemplars

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

神殿騎士修道会
しんでんきししゅうどうかい
Templars

正式には「キリストとソロモン神殿との貧しい騎士団」 Pauperes commilitones Christi templique Salomonis,略してテンプル騎士団ともいう。十字軍によって建てられたエルサレム王国の初期,キリスト教徒のエルサレム巡礼者を保護するため 1119年末もしくは 20年初めにユーグ・ド・ペイヤンら8~9人のフランス人騎士によって創立された騎士修道会。エルサレム国王がもとのユダヤ教神殿跡の一部を与えたのでこの名称がある。クレルボーのベルナールが会則を起草,急速に発展して巡礼者の保護だけでなく「教敵」に対する軍事行動にも従事して,ヨーロッパ各地に多くの領域と巨大な富を獲得した。フランス王フィリップ4世は,修道会の権勢への恐れと財産を没収する意図で,教皇クレメンス5世に働きかけて 1312年3月 22日修道会を解散させ,2年後修道会総長ジャック・ド・モレーを焚殺した。のちのフリーメーソンはこの修道会に由来するといわれる。

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