神田明神下御台所町(読み)かんだみようじんしたおだいどころちよう

日本歴史地名大系 「神田明神下御台所町」の解説

神田明神下御台所町
かんだみようじんしたおだいどころちよう

[現在地名]千代田区外神田そとかんだ二丁目

神田明神裏かんだみようじんうら門前の南に位置する片側町。東は神田旅籠かんだはたご町一丁目・金沢かなざわ町一丁目・武家地、西は神田明神下御賄手代かんだみようじんしたおまかないてだい屋敷、南は湯島横ゆしまよこ町。明暦三年(一六五七)の振袖火事以前は幸竜こうりゆう寺・万隆ばんりゆう寺などの寺地であったが、火災後の土地整理で御台所御賄方およびその他武家拝領地となった。寛文一二年(一六七二)拝領主よりの願出により町屋が形成された。西側の片側町屋で、南北間口田舎間六三間余・裏幅六七間余、東西は裏二〇間、一千三一〇坪、ほかに往還三ヵ所は道幅表通四間、裏通・横町ともに二間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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