神野ヒサコ(読み)ジンノ ヒサコ

20世紀日本人名事典 「神野ヒサコ」の解説

神野 ヒサコ
ジンノ ヒサコ

昭和期の農村婦人運動家



生年
明治30(1897)年5月25日

没年
昭和62(1987)年12月24日

出生地
愛媛県

学歴〔年〕
愛媛県立女子師範〔大正6年〕卒

経歴
戦前15年間教員を務め、戦後農村婦人の解放農協再建に取り組んだ。全国農協婦人組織協議会長となり、農協婦人部の育成に11年間尽力。昭和32年山本薩夫監督の自主製作映画「荷車の歌」(山代巴原作)では資金集めに320万部員の先頭に立って奔走し、34年に完成。上映後、ヒロインに寄せる共感が広まり、組織強化に大きく貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神野ヒサコ」の解説

神野ヒサコ じんの-ヒサコ

1897-1987 昭和時代の婦人運動家。
明治30年5月25日生まれ。15年間教職をつとめる。昭和24年愛媛県小松町議,29年全国農協婦人組織協議会会長となり,農協婦人部の育成,農村婦人の社会参加につくす。32年映画「荷車の歌」の自主製作運動をはじめ,3年をかけて完成させた。昭和62年12月25日死去。90歳。愛媛県出身。愛媛女子師範卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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