祿盗人(読み)ろくぬすびと

精選版 日本国語大辞典 「祿盗人」の意味・読み・例文・類語

ろく‐ぬすびと【祿盗人】

  1. 〘 名詞 〙 才能功績もなく、また、職務に忠実でもないのに高い俸祿を受けている者をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「母孝行とて身をかばへば、祿ぬす人の不忠者」(出典:浄瑠璃・信州川中島合戦(1721)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android