出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…〈はらひ〉は他動詞〈はらふ〉四段活用,〈はらへ〉は同下二段活用の共に連用形が名詞化したもので,前者は自分で祓い,後者は他人に祓わせる意味をもつ。一般に塵や埃を拭き払うように紙や麻の祓麻(はらいぬさ)で振り払う清めの所作をいうが,とくに罪や過ちに対する制裁として償い物(祓柱(はらえつもの))を科すこともあり,また禊祓(みそぎはらい)(禊)として水で身を清める方法を伴う場合もある。神事にあたって身心を清めるのを吉解除(よしはらえ),刑罰を科すことを悪解除(あしはらえ)とし,また6月と12月の晦日と大災厄の際とに大祓(おおはらえ)を執行する。…
…日本では記紀神話にみられるように,伊弉諾(いざなき)尊が死んだ妻の伊弉冉(いざなみ)尊を黄泉国(よみのくに)に訪ね,帰ってから身についた汚穢を川原で洗い流したという話が知られている。これを禊祓(みそぎはらえ)(禊)といい,主として身体についた汚れを清める意味に用いられた。しかしこれはやがて,宗教的な祭礼や神仏への祈願を行うときに,冷水や海水を浴びて心身の垢を落とす水垢離(みずごり)の慣習を生みだした。…
…水浴して身体を清める宗教儀礼。神道では〈禊祓(みそぎはらい)〉といって身心の罪や穢れを水で洗い清める祓,すなわち浄化の所作とする。神事に当たって物忌のあと積極的に身心を聖化する手段の一つだが,服喪など異常な忌の状態から正常な日常へ立ち戻る一種の再生儀礼(生まれ清まり)でもある。…
※「禊祓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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