福桶村(読み)ふくおけむら

日本歴史地名大系 「福桶村」の解説

福桶村
ふくおけむら

[現在地名]岡崎市福桶町

矢作川と安藤あんどう川とに挟まれた沖積平野の中に位置し、東は上三かみみ村、西は高落たかおち(現西尾市)、南は安藤村、北は下青野しもあおの村に接する。南の安藤村と並んで三ッ木村の支村である。「承応年中、福桶分れて上福桶、下福桶の二村となる」(碧海郡誌)とあって、近世に入って上・下両福桶村に分れた。

岡崎藩領堤通手永に属し、享和二年書上によると、村高は上福桶村が四一七石余、人別一四五人、うち男七二・女七三とあり、下福桶村は村高三五〇石余、人別一四六人、うち男六七・女七九とある。元治元年(一八六四)の村内商人調査(畔柳文書)では木綿買い三人、酢溜商い一人、棒手振菓子色々商い一人、菓子商い四人、居酒酢溜商い二人、芝草二人とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android