日本大百科全書(ニッポニカ) 「秀姑巒山」の意味・わかりやすい解説 秀姑巒山しゅうこらんざん / シウクーロワンシャン 台湾中部の高峰。中央山脈の中央部、最高峰玉山(ぎょくさん/ユイシャン)の東側に位置する。花蓮(かれん/ホワリエン)県卓渓郷(たくけいきょう)に所属。標高3833メートルで、雪山(せつざん/シュエシャン)に次ぐ台湾第三の高峰である。玉山との鞍部(あんぶ)は台湾の二大河川、濁水渓(だくすいけい)と高屏渓(こうへいけい)(下淡水渓(しもたんすいけい))の分水嶺(ぶんすいれい)をなす。この山を源とする秀姑巒山渓は太平洋に注ぎ、下流の奇美付近の大峡谷は奇観を呈して美しい。[劉 進 慶] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例