玉山(読み)ぎょくざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

玉山
ぎょくざん

ユイ(玉)山」のページをご覧ください。

玉山
たまやま

岩手県中部,盛岡市北部の旧村域。 1954年藪川村,渋民村と合体,1955年巻堀村を編入。 2006年盛岡市に編入。旧村名は近世以来の地名による。中央部に姫神山があり大部分は山地。北上川流域には耕地があり,岩洞ダム外山ダムの建設によって開田が進んだ。米作のほか,施設園芸,酪農,畜産も行なわれている。岩洞ダム付近の外山高原,北東部の早坂高原外山早坂高原県立自然公園に指定されている。国道4号線沿いの渋民石川啄木の故郷で,石川啄木記念館がある。

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百科事典マイペディアの解説

玉山【ぎょくさん】

台湾島中央部にある同島第1の高山。台湾を南北に走る中央山脈の西に並行する山山脈にある。玉山国家公園に指定されている。主峰は標高3952mで,周囲に東,西,南,北(いずれも3500m以上)の4峰があり山塊をなす。第三紀の粘板岩と硬砂岩の互層よりなる。山麓〜山頂に熱帯〜寒帯の各植物帯をもち,北方へは郡大渓と沙里仙渓,南方へは【ろう】濃渓(ろうのうけい)と楠梓仙渓(なんしせんけい)がいずれも深い縦谷川をなして流れる。日本統治期には新高山(にいたかやま)と呼ばれたが,周辺に台湾先住民のブヌン族が居住し日本統治に抵抗運動を続けた。1991年,玉山国家公園を横断する新中部縦貫公路が開通し,交通の便が飛躍的に向上した。
→関連項目阿里山嘉義台湾台湾山脈

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世界大百科事典 第2版の解説

ぎょくざん【玉山 Yù shān】

中国,台湾省の最高峰で,3997m。台湾が日本の統治下にあったときは新高山(にいたかやま)と呼ばれた。台湾を南北に走る中央山脈の西側に並行する玉山山脈中にある。玉山は5峰に分かれ,主山を中心に東西南北の四つの山がこれを取り巻く。冬季には積雪により白銀の世界となり,〈渾然美玉〉と形容される。地質は第三紀の粘板岩と砂岩から成る。濁水渓,高屛渓などの水源になっている。北回帰線付近にあるが,高度が大であるため,熱帯から寒帯までの植物分布が見られる。

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大辞林 第三版の解説

ぎょくざん【玉山】

珠玉の山。玉を産出する山。
容姿が清らかなこと。清らかな容姿。
[句項目] 玉山頽る

ぎょくざん【玉山】

台湾中部にある山。台湾の最高峰で、海抜3997メートル。日本統治時代、富士山より高いので新高山にいたかやまと呼んだ。モリソン山。ユイシャン。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぎょく‐ざん【玉山】

[1] 〘名〙
① 珠玉を産出する山。また、西王母が住むと伝えられる想像上の山。
※日本詩史(1771)二「可謂空手自玉山還」
② 玉のように美しい山。雪の積もった山などをいう。
※田氏家集(892頃)上・題初雪「莫道軽微班白少、玉塵積作玉山高
③ (「玉」は美称) 容姿のきよらかなさまのたとえにいう語。
※明衡往来(11C中か)中本「身躰髪膚稟于芳下給歟。潘岳玉山不及歟」 〔晉書‐裴楷伝〕
[2]
[一] 中国、陝西省西安市の東南方、藍田県の東南にある山。ユイシャン。

ユイ‐さん【玉山】

台湾の最高峰。中央山脈の中央部にあり、周囲を東西南北の四峰が囲む。山容は険しく、断崖絶壁をめぐらす。標高三九九七メートル。旧日本名新高山(にいたかやま)

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世界大百科事典内の玉山の言及

【藍田】より

…ところで〈玉の美なるものを球といい,その次なるを藍という〉と称するように,県内に美玉を出すことより藍田の名がおこった。県の東方の藍田山(あるいは玉山,覆車山ともいう)は美玉の産出でことに知られ杜甫などの詩句が残る。藍田をはじめ酒泉(甘粛省),岫岩(遼寧省),南陽(河南省)産の玉は,現在でも玉器につくることができる。…

※「玉山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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