種字(読み)たねじ

精選版 日本国語大辞典 「種字」の意味・読み・例文・類語

たね‐じ【種字】

〘名〙 電鋳母型の基となる活字原型。鉛やツゲの木口文字を書いて彫刻したもの、既製の鋳造活字をみがいて形を整えたものなどが用いられる。

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デジタル大辞泉 「種字」の意味・読み・例文・類語

たね‐じ【種字】

活字の母型を作るための原型。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の種字の言及

【種子】より

…唯識説では人間の意識の奥にアーラヤ識を想定し,事物の存在はアーラヤ識に内蔵される原因が現れて認識されることによるとし,草木がその種によって異なる花を咲かせることにたとえ,その原因を種子という。(2)密教の用語 種子字ともいい,また種字とも書く。仏・菩薩などをサンスクリット文字(悉曇(しつたん)文字・梵字)の一字で象徴的に標示したものをいう。…

※「種字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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