木口(読み)こぐち(英語表記)butt end

  • きぐち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

木材の材軸に直角な断面。根もとに近いほうを元口 (もとくち) ,に近いほうを末口 (すえくち) といい,丸太材では,木口は元口をさすことが多い。末口は元口に比べて細く,円形になっているのが普通。長さ 6m以下の丸太の材積計算には末口の直径を用いる。木口は乾燥するので,木口割れを起しやすく,丸太材では周辺部に星状の干割れができる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 建築用材木の種類、等級。木柄。木品(きしな)。また、材木。
※歌舞伎・梅雨小袖昔八丈(髪結新三)(1873)序幕「木口の仕入に差支へ、〈略〉お貸し申した金も大枚五百両」
※其面影(1906)〈二葉亭四迷〉四七「木口(キグチ)は固(もと)より貸家建の粗末ではあるけれど」
② 材木を横切りにした面。こぐち。
③ 買物用の手さげ袋などの口につけた、木の取っ手。
〘名〙
① 木材の切断面。木の切り口。また、木材の端。きぐち。〔書言字考節用集(1717)〕
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「松にせよ、欅にせよ、切った木口(コグチ)を御覧なさい」
※滑稽本・客者評判記(1811)中「最うしめたと高慢が出ると、老込の木口(コグチ)、さびれのはじまり」

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世界大百科事典内の木口の言及

【木材】より

…道管の配列には3種類あり,樹種によって並び方が決まっている。木口面を見た場合,環孔材はおもな道管が年輪の境目にそって並び(クリ,ケヤキなど),散孔材は分散してばらばらに並び(ブナ,マカンバなど),放射孔材は放射状に並ぶ(カシ,シイなど)。広葉樹の中でただ1種ヤマグルマだけが針葉樹のように道管をもっていない例外である。…

※「木口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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