稲元新田村(読み)いなもとしんでんむら

日本歴史地名大系 「稲元新田村」の解説

稲元新田村
いなもとしんでんむら

[現在地名]弥富町稲元

東は稲荷いなり新田村、北はいかだ川に接する。「徇行記」によれば村高四七六石余のすべてが蔵入地で、田は三九町五畝余、畑は五町九反九畝余。古くは大野おおの新田といったが、同名の新田が海東かいとう郡にあるため文化一四年(一八一七)名を改めた。新田地主は名古屋しお町小島屋庄右衛門で、新田会所を設けて管理した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android