稲葉神社(読み)いなばじんじや

日本歴史地名大系 「稲葉神社」の解説

稲葉神社
いなばじんじや

[現在地名]久居市稲葉町 下稲葉 稲葉垣内

下稲葉しもいなば集落の北にあり、「宗国史」に伊佐和登美いざわとみ於保止志おおとしの二社として記されている神社で、現在もこの二柱を祭神とする。旧村社。この祭神から志摩国伊雑いぞう(現志摩郡磯部町)より勧請された神社と推定されるが、寛永一五年(一六三八)や慶安四年(一六五一)の棟札などには「穂歳大明神」と記されており、氏子の人々は「ホードシさん」とよんで、鶴が飛んで来て口にくわえた稲穂一株を落したのがこの社地だと言伝え、下稲葉と上稲葉両地区の鎮守となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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