精選版 日本国語大辞典 「空所」の意味・読み・例文・類語 くう‐しょ【空所・空処】 〘 名詞 〙 ( 古くは「くうじょ」とも )① あいている所。なにもない所。[初出の実例]「空処(クウショ)(〈注〉ムナシキトコロ)にして経を読誦せは、みなわかみをみることえん」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)四)② 真空。空虚。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕③ =くうむへんしょ(空無辺処)[初出の実例]「其識処の説は、又それより先の空処(クウショ)或は自在天等をときたる、其上を出たるもの也」(出典:翁の文(1746)一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例