空無辺処(読み)くうむへんしょ

精選版 日本国語大辞典 「空無辺処」の意味・読み・例文・類語

くうむへんしょ【空無辺処】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] ākāśaānantyaāyatana の意訳 ) 仏語無色界(むしきかい)四天の第一。形ある身を厭(いと)うて無辺としての空を思い、空は無辺であると悟って生ずる所。空処。〔大般若経‐一〇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android