日本大百科全書(ニッポニカ) 「空沼岳」の意味・わかりやすい解説 空沼岳そらぬまだけ 北海道南西部、後志火山群(しりべしかざんぐん)に属する古い火山体の一つ。札幌市と恵庭市(えにわし)の境界に位置する。標高1249メートル。支笏洞爺(しこつとうや)国立公園内にあって、国道230号沿いの簾舞(みすまい)付近からは頂上付近に平坦(へいたん)面をみることができる。標高900メートルあたりには緩傾斜が広がり、高山湿地の万計(ばんけい)沼、真簾(まみす)沼、空沼などが分布する。比較的容易に登山でき、万計沼畔には空沼小屋と万計山荘とがあって登山者に利用されている。なお、この山を刻む万計沢や湯の沢は、札幌市内を流れる真駒内(まこまない)川の上流となっている。[奈良部理] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「空沼岳」の解説 空沼岳 北海道札幌市南部にある山。標高1251メートル。支笏洞爺国立公園に属する。田中澄江の「花の百名山」に選定されている。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報