空目使(読み)そらめづかい

精選版 日本国語大辞典 「空目使」の意味・読み・例文・類語

そらめ‐づかい‥づかひ【空目使】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 見て見ないふりをすること。
    1. [初出の実例]「そらめづかひに損ぞありける 余所へかねをやり過したるれいてんぐ」(出典:俳諧・野集(1650)六)
  3. うわめをつかうこと。うわめづかい。
    1. [初出の実例]「三五夜中今朝まで虫気で出なんだとやれうそつきのそら目づかひか」(出典:狂歌・大団(1703)五)
  4. どこを見るともなく、うつろな目つきをすること。
    1. [初出の実例]「眼正しからず、黒眼小に、白眼赤く青く、そらめつかいをなす」(出典:全九集(1566頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android