デジタル大辞泉 「虫気」の意味・読み・例文・類語 むし‐け【虫気】 1 子供が寄生虫などによって腹痛・ひきつけ・かんしゃくなどを起こすこと。2 痛みを伴う腹の病気。腹の中にすむ三尸さんしの虫によって起こると考えられた。「雨にうたれて、持病の―などが起りやしけん」〈逍遥・当世書生気質〉3 産気。陣痛。「当たる十月とつきに―づき」〈咄・無事志有意〉[類語]癇・癇癪・癇癖・癇性・ヒステリック・喧嘩早い・喧嘩っ早ぱやい・怒り・腹立ち・憤り・怒気・瞋恚しんい・憤怒ふんど・ふんぬ・憤懣ふんまん・鬱憤うっぷん・義憤・痛憤・悲憤・憤激・憤慨ふんがい・立腹・激怒・逆鱗げきりん・憤ろしい・腹立たしい・業腹・中ちゅうっ腹・やけっ腹・悲憤慷慨・短気・気短・短慮・せっかち・性急・気早・気が短い・気忙しい・直情径行・逆上・高ぶる・のぼせる・激する・かっとなる・いきり立つ・逸はやり立つ・のぼせ上がる・血迷う・血走る・怒りっぽい・切れる・瞬間湯沸かし器 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「虫気」の意味・読み・例文・類語 むし‐け【虫気】 〘 名詞 〙① 腹痛を伴う腹部の病気の総称。古くは、腹中にすむ三尸(さんし)の虫によって起こると信じられた。[初出の実例]「今晨依二御虫気一、無二御出一也」(出典:蔭凉軒日録‐寛正三年(1462)八月六日)② 小児が寄生虫によってひきおこす腹痛、ひきつけ、癇癪(かんしゃく)など。[初出の実例]「笑へばわらふ泣(なけ)ばなく也 あはれなは虫気(ムシケ)なる子の乳母にて」(出典:俳諧・新増犬筑波集(1643)油糟)③ 陣痛。→むしけづく。④ 虫。むしけら。害虫。[初出の実例]「当年の事者、事外に虫け付候。又風ふき候、方々以外に御年具御入なく候」(出典:高野山文書‐(年未詳)(室町)九月一一日・野田原百姓等言上状) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「虫気」の読み・字形・画数・意味 【虫気】ちゆうき 虫による病。〔史記、倉公伝〕蟯、之れを(かんしふ)に得たり。の氣、宛(鬱)篤(うつとく)して發せざれば、して蟲と爲る。~是れ蟲氣なり。字通「虫」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by