空知大橋(読み)そらちおおはし

日本歴史地名大系 「空知大橋」の解説

空知大橋
そらちおおはし

砂川市と滝川市境界を流れる石狩川水系空知川に架かる国道一二号の橋。長さ四三九メートル・総幅員二〇メートル。北海道開発局が昭和四一年(一九六六)工事に着手し、同四四年一一月に完成した。主径間はデイビダーク方式による三径間連続有PC箱桁橋、側径間はフレシネー方式による二径間連続PC箱桁橋。明治一九年(一八八六)三浦米蔵が上川仮道路の空知川に私設渡船を開業した。川幅七五間、運賃大人五銭・小人三銭・馬七銭であった(道庁統計書)。結氷中は休業したが、同二二年一一月奈良県十津川とつかわ村からの移民入地のため仮橋が架けられた。同二五年には空知太そらちぶと橋が架けられたがまもなく流失し、同二八年再架設の木橋空知太橋も同三一年一部流失し渡船となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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