日本歴史地名大系 「滝川市」の解説 滝川市たきかわし 北海道:空知支庁滝川市面積:一一五・八二平方キロ昭和三三年(一九五八)滝川町が市制を施行して成立。同四六年空知郡江部乙(えべおつ)町を合併。空知支庁管内のほぼ中央に位置し、南は砂川市、北は深川市・雨竜(うりゆう)郡妹背牛(もせうし)町、東は赤平市、西は樺戸(かばと)郡新十津川(しんとつかわ)町・雨竜郡雨竜町に接する。土地はおおむね平坦で、西端を南流する石狩川と南端を西流する空知川の間に平野が広がり、東部に河岸段丘の平板な大地と丘陵が続いている。北から須麻馬内(すままない)川・江部乙川・熊穴(くまあな)川・ラウネ川などが流れ石狩川に注ぐ。市東端部は丸加(まるか)高原とよばれ、牧野や伝習(でんしゆう)館・キャンプ場さらに二一世紀の森など市民の憩の場として整備が進められている。石狩川と空知川の河川敷を利用してグライダー滑空場・ゴルフ場・サッカー場・野球場などが設けられている。交通は国道一二号とJR函館本線が縦貫し、国道三八号およびJR根室本線が分岐して道央と道東・道北を結ぶ交通の拠点となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「滝川市」の意味・わかりやすい解説 滝川〔市〕たきかわ 北海道北西部,石狩川と空知川の合流点にある市。1958年市制。1971年江部乙町と合体。地名はアイヌ語ソラプチペツ(滝の下る川)に由来。1889年屯田兵により開拓。石狩平野北部の商業都市。耕地の大部分は水田で,空知地方の穀倉の一つ。タマネギなどの栽培,畜産も行なわれる。近年は食品,木材,木製品,農機具などの工業が伸びている。JR函館本線,根室本線,国道12号線が通り,国道38号線を分岐。道央自動車道の滝川インターチェンジがある。面積 115.9km2。人口 3万9490(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by