空笑い(読み)ソラワライ

デジタル大辞泉 「空笑い」の意味・読み・例文・類語

そら‐わらい〔‐わらひ〕【空笑い】

[名](スル)おかしくもないのに無理に笑うこと。作り笑い。
「詮方なさそうに―しつつ頭を掻いていた」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空笑い」の意味・読み・例文・類語

そら‐わらい‥わらひ【空笑】

  1. 〘 名詞 〙 おかしくもないのに笑うこと。つくりわらい。
    1. [初出の実例]「彌八、六波羅の焼跡へ行き、『〈略〉』と欺て、空笑(ソラワラヒ)してこそ返しけれ」(出典太平記(14C後)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の空笑いの言及

【精神分裂病】より

…現存在分析を創始したスイスの精神医学者ビンスワンガーの主著で,1957年に単行本の形で刊行された。5例の精神分裂病のくわしい症例研究からなるが,30年代に著者が独自の人間学的方法を確立したのち,数十年にわたる臨床活動の総決算として44年から53年にかけて集成したもの。ここでは,分裂病は人間存在に異質な病態としてではなく,人間から人間へ,現存在から現存在への自由な交わりをとおして現れる特有な世界内のあり方として記述される。…

※「空笑い」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android