空騒(読み)からさわぎ

精選版 日本国語大辞典 「空騒」の意味・読み・例文・類語

から‐さわぎ【空騒】

〘名〙
① (「から」は接頭語) わけもなく、大騒ぎすること。からっさわぎ。
洒落本・禁現大福帳(1755)三「玄関盲人留置(とめおい)ての殻騒(カラサハキ)
② 酒や肴(さかな)などの準備のない席で、三味線などを鳴らしてうたい騒ぐこと。

そら‐さわぎ【空騒】

〘名〙 それほどでもないことを、ことさらに騒ぎ立てること。わけもなく大騒ぎすること。からさわぎ。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「殿の人々そらさはぎすれば、車の廉をかかげてのたまふ」

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