準備(読み)ジュンビ

デジタル大辞泉 「準備」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐び【準備】

[名](スル)物事をする前に、あらかじめ必要なものをそろえたり態勢を整えたりして用意をすること。「実験準備を進める」「心の準備」「会議資料準備する」「準備万端ととのう」「下準備
[用法]準備・用意――「食事の準備(用意)が整った」「外出の準備(用意)をする」「研究発表の準備(用意)をする」など、前もって整える意では、相通じて用いられる。◇「準備」は、「大会の準備をする」といえば、必要な物をそろえるだけでなく、そのための組織を運営することをも含み、総合的であるといえる。◇「用意」は「大地震にそなえて十分な用意をする」「当日は上履を御用意ください」のように、必要なものを前もってそろえておくことに意味の重点がある。◇類似の語「支度」は、必要な物をそろえる具体的な行動をする意に用い、「支度金」は必要品を買いととのえる金銭であり、「食事の支度をする」は、材料をそろえて調理することである。
[類語]用意支度備える整備設ける備え設け手配手配り手回し手筈てはず手当て段取りぜん立て道具立て下拵したごしら下準備態勢前前かねてかねがね何時かこれまで従来従前既往し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ年来旧来在来その昔前以て先立ってかつてすでに見越し先刻早め根回し早手回し手を回す地固めなら布石事前先手下見予習伏線つとにとうにとっく示し合わせる言い合わせる申し合わせる打ち合わせる口裏を合わせる

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精選版 日本国語大辞典 「準備」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐び【準備・准備】

  1. 〘 名詞 〙 ある事を行なうにあたり、前もって用意をすること。したく。そなえ。
    1. [初出の実例]「準備伝宣不時喚、薫籠常爇水沈香」(出典五山堂詩話(1807‐16)二)
    2. 「道具とてもない一家の移転の準備は簡単であった」(出典:田舎教師(1909)〈田山花袋〉五〇)
    3. [その他の文献]〔宋史‐職官志〕

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普及版 字通 「準備」の読み・字形・画数・意味

【準備】じゆんび

用意する。

字通「準」の項目を見る

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