突止(読み)つきとめる

精選版 日本国語大辞典 「突止」の意味・読み・例文・類語

つき‐と・める【突止】

〘他マ下一〙 つきと・む 〘他マ下二〙
① 突き刺して動かないようにする。
※文明本節用集(室町中)「撞留 ツキトムル」
② 突いてしとめる。突いて殺す。つき殺す。さし殺す。
※俳諧・桜川(1674)冬二「つきとむる綱や百尋くじらふね〈繁常〉」
浮世草子武家義理物語(1688)三「三人とも突留(ツキトメ)其死骸のうへに腰をかけて」
③ いろいろ調べて、はっきりさせる。微細に調査したりして明らかにする。
※雑俳・歌羅衣(1834‐44)五「突とめて見れば芸者の上調子
※雁(1911‐13)〈森鴎外〉五「お玉のありかを突(ツ)き留(ト)めるや否や」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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