窃鈇の疑い
むやみに人を疑って、きりがなくなることのたとえ。
[由来] 「[列子]―説符」に載っているエピソードから。大昔の中国に、斧をなくしてしまった人がいました。隣の子どもが盗んだのではないかと疑い、そのようすを観察していると、何をしても「鈇を窃む(斧を盗む)」ような人物に見えます。ところが、やがて、ひょんなところからなくした斧が出てきました。するとその後は、隣の子どもを見ても、斧を盗んだような気はまったくしなかったということです。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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