窃鈇の疑い(読み)せっぷのうたがい

故事成語を知る辞典 「窃鈇の疑い」の解説

窃鈇の疑い

むやみに人を疑って、きりがなくなることのたとえ。

[由来] 「列子せっ」に載っているエピソードから。大昔中国に、斧をなくしてしまった人がいました。隣の子どもが盗んだのではないかと疑い、そのようすを観察していると、何をしても「おのぬすむ(斧を盗む)」ような人物に見えます。ところが、やがて、ひょんなところからなくした斧が出てきました。するとその後は、隣の子どもを見ても、斧を盗んだような気はまったくしなかったということです。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む