窒素爆弾(読み)ちっそばくだん

百科事典マイペディア 「窒素爆弾」の意味・わかりやすい解説

窒素爆弾【ちっそばくだん】

核兵器に窒素化合物を混ぜ,爆発のとき発生する中性子によって半減期約5568年の放射性炭素14Cを生じさせ,放射能害を与えようというもの。しかし14Cは二酸化炭素となって全世界に拡散するから実際に使用される可能性はない。

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世界大百科事典(旧版)内の窒素爆弾の言及

【核兵器】より

…中性子爆弾は核融合反応を用いた小型の水爆であり,特に中性子の放出を増大させる構造上の工夫がなされている(図2,図3,図4)。
[その他]
 水素爆弾の周囲をコバルトで包み爆発によってコバルト60 60Co(半減期約5.27年)を生成して残留放射能を増大させるコバルト爆弾や,同様に窒素化合物を用いて爆発によって炭素14 14C(半減期5600年)を生成させる窒素爆弾も考えられてはいるが,アイデアだけのものと思われる。原子番号95以上,すなわちプルトニウムより重い元素を核分裂物質として使用して,超小型の原爆を実現する超プルトニウム爆弾の可能性はあるとしても,それらの物質の生産費用の高価さと半減期の短さから実現はきわめて難しい。…

※「窒素爆弾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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