窮鼠かえって猫を噛む(読み)きゅうそかえってねこをかむ

精選版 日本国語大辞典 「窮鼠かえって猫を噛む」の意味・読み・例文・類語

きゅうそ【窮鼠】 かえって猫(ねこ)を=噛(か)む[=食(は)む]

  1. ( 追いつめられた鼠が猫にかみつく意 ) 弱い者でも絶体絶命の立場に追いつめられると往々にして強者に反撃する。必死の覚悟をきめれば、弱者も強者を苦しめる意のたとえ。
    1. [初出の実例]「越の兵は小勢なりといへ共志を一にして、而も遁れぬ所を知れり。『窮鼠(キウソ)(カヘッテ)(ネコヲカミ)、闘雀人を恐れず』といへり」(出典太平記(14C後)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 小勢 窮鼠

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む