窮鼠かえって猫を噛む(読み)きゅうそかえってねこをかむ

精選版 日本国語大辞典 「窮鼠かえって猫を噛む」の意味・読み・例文・類語

きゅうそ【窮鼠】 かえって猫(ねこ)を=噛(か)む[=食(は)む]

  1. ( 追いつめられた鼠が猫にかみつく意 ) 弱い者でも絶体絶命の立場に追いつめられると往々にして強者に反撃する。必死の覚悟をきめれば、弱者も強者を苦しめる意のたとえ。
    1. [初出の実例]「越の兵は小勢なりといへ共志を一にして、而も遁れぬ所を知れり。『窮鼠(キウソ)(カヘッテ)(ネコヲカミ)、闘雀人を恐れず』といへり」(出典太平記(14C後)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 小勢 窮鼠

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む