竃譜代(読み)かまふだい

精選版 日本国語大辞典 「竃譜代」の意味・読み・例文・類語

かま‐ふだい【釜譜代・竈譜代】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代下男下女夫婦になって生んだ子。または百姓家女郎屋に生まれた私生児で、代々その家に仕えるもの。東北地方に多かった。かまご。にわこ。かまどふだい。
    1. [初出の実例]「竈普代いかに盛久早松茸〈盲月〉」(出典:俳諧・金剛砂(1680‐81頃)夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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