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私生児 シセイジ

デジタル大辞泉の解説

しせい‐じ【私生児】

私生子」に同じ。
[補説]作品名別項。→私生児

しせいじ【私生児】[書名]

《原題、〈フランス〉Le Fils naturelディドロの戯曲。1757年発表。初演は1761年。新しい市民劇を目指した野心的な作品であったが、賛否両論を巻き起こした。

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世界大百科事典 第2版の解説

しせいじ【私生児】

適法の婚姻によって結ばれた夫婦以外の関係から生まれた子どもが私生児であり,婚外子,非嫡出子とも呼ばれる。
ヨーロッパ
 キリスト教が一般化する以前のヨーロッパでは,結婚制度そのものに不確定の要素が多かったから,当然私生児の定義も流動的であった。結婚は家と家との縁組であり,家系を維持・発展させるための重要な手段であったから,古代スパルタのように,家のよき跡継ぎを得るため,妻以外の女性との間に子をもうけ,それを夫婦の子として育てることが許容されていた例もあり,古ゲルマンの場合のように,有力家系においては複数の妻をもつことによって家門の繁栄をはかったケースも見られた。

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世界大百科事典内の私生児の言及

【婚姻】より

… 第3に婚姻は,夫婦の間に生まれた子の法的地位を確保する。婚外関係により生まれた私生児は正式の市民権をもたず,さまざまな権利義務において差別をつけられる。この子に対する社会的承認は,多くの社会で婚姻に付与されている最も重要な機能であるが,なかにはギルバート諸島オノトアのように,未婚の母から生まれた子が社会的差別を受けても,父の認知により,正式の子として相続などすべての権利が与えられる場合もある。…

【嫡出でない子】より

…法律上の婚姻関係にない男女間に生まれた子のことで,非嫡出子ともいう。明治民法では私生子と呼ばれ,父親が認知すると,その父親と正妻との関係で庶子と称されたが,1942年の民法改正で〈私生子〉という呼び方は廃止され,〈嫡出でない子〉の語になった。婚姻外に出生したというだけで,嫡出でない子が保護の埒外に置かれるのは人権保障の点からも問題であるが,他方,嫡出でない子に嫡出子と同一の保護を与えれば,法律婚とそれに基づく嫡出家族の尊重される度合が相対的に低められることにもなる。…

※「私生児」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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